「最新の歯科矯正治療」対談

日本矯正歯科学会認定医と2名のインビザライン認定ドクターによる対談

「最新の矯正治療」対談

では、ドクター3名にお伺いしたいと思います。
最近の矯正治療は、どのようなものが主流となってきているのでしょうか?
進行
理事長 垣内康弘理事長
最近の患者さんのニーズは、やはり審美的にも優れた矯正ということになるでしょうか。機能的に優れたもので、かつ小さく見えにくい装置なども次々に開発されています。そうした中でも今後も需要が高まる可能性が高いのは、マウスピース矯正でしょうね。
マウスピース矯正ですか。もう少し詳しくお願いします。
進行
理事長 垣内康弘理事長
現在、マウスピース矯正は発祥地アメリカでは矯正治療のスタンダードとなりつつあります。今後もマウスピースの種類は増えると思いますが、その中でも最もメジャーなものと言っていいのがインビザラインでしょう。
垣内 垣内優一院長
実際、日本においてもずいぶん症例も増え、有効な治療法であることが示されてます。インビザラインはオンライン上に世界各国の様々な症例が挙げられています。症例の増加もここ数年は目覚しいものがあります。
飯田 飯田先生
僕の身近でもインビザラインで矯正してるという人も少なくないですね。過去のものから歯の動かし方も飛躍的に向上しており、仕上がりを見てもワイヤーと遜色ないと言えるようになってるように思います。
理事長 垣内康弘理事長
最近のコンピュータのシミュレーションの精度が格段に上がっていること、マウスピースそのものの精度、歯の移動に必要な器具の改良が年々進んでいることが要因でしょうね。毎年刷新的なパーツが組み込まれていってますからね。それだけマウスピース矯正のニーズが多く、ドクター側からの様々な要求が生まれていると言えるでしょうね。
垣内 垣内優一院長
昨今、急速に審美的な要求は上がってますね。特に今まで矯正したくても見た目の問題で敬遠されていた多くの方にとっても、やはり人から気づかれないというのは非常に大きなメリットですね。“日常でわからないよう矯正することはできないか”と相談されることが非常に増えたなと感じてます。
飯田 飯田先生
最近は先に情報を見て、インビザライン希望で、と来院される方も多くなりましたしね。
一般の方がインビザラインを、と言って来院されるほど認知され、実際に先生がたの間でも、有用だという認識が広まってきているんですね。
進行
垣内 垣内優一院長
マウスピース矯正のシェアは、日本でもかなり拡がりを見せてきていて、およそ10%程度です。本場アメリカではシェアの半数に届く勢いなので、今後日本でもさらなる拡大が予想されます。
飯田 飯田先生
マウスピース矯正中にホワイトイングを同時進行できることも、マウスピース矯正が選ばれる理由のひとつになっているかと思います。
 
対談の様子
 

ワイヤー矯正と比べて

それでは、従来のワイヤー矯正と比べてどうなんでしょうか?
進行
理事長 垣内康弘理事長
当院では顎変形症などの症例も扱っているので、ワイヤー矯正のみの適応の場合もあります。実際にワイヤーの歯の動きは非常に複雑なことまで可能になるため、マウスピースでは不可能なものまであらゆる症例に適応できる強みはあります。
飯田 飯田先生
抜歯を含むような症例ではやはり現状ではワイヤーに軍配があがるかなと思います。インビザラインでも可能にはなっていますが、実際には治療期間もワイヤーよりもかかってしまうことも多く難度的にも格段に難しくなることが多いです。
垣内 垣内優一院長
症例の見極めが最も大事になりますよね。当院では本格矯正をしっかり行っているので、セファロ写真という横顔のレントゲンを撮影を必ず行います。これは矯正の分析をするにあたり必須のものと考えています。ところがインビザラインのみを行っているところでは撮影機器そのものがないことも多いです。最大のデメリットは口元の仕上がりを想定していないということです。実際、当院にも歯は綺麗に並んでいるが、口元の感じが気になるということで相談に来られる方が年間に数名いらっしゃいます。
理事長 垣内康弘理事長
矯正本来の“機能的にも審美的にも優れている口腔環境を目指すこと”が置き去りにされるのは、あまり感心できません。やはり単純な見た目でなく、顔全体のトータルバランスを考えて治療を行う必要性があります。
飯田 飯田先生
そうですね。私たちも顔全体のバランスというのは必ず意識しています。それを踏まえて綿密に計画された治療においては、最終の仕上がりはほぼ変わらないと言えるレベルに到達してきていると思います。
なるほど、本格矯正の知識があることは、やはり必須で求められるということなんですね。ところで、マウスピース矯正は年齢を問わず可能ですか?
進行
垣内 垣内優一院長
10代後半からは、治療が可能です。当院の患者さんで最も多い年齢層は20代から30代ですね。でも、いくつまでという年齢の上限は、ほぼないと考えていいでしょう。ただ、せっかくキレイにするのなら、早い内からキレイな歯並びでお過ごしいただける方が、メリットは多いと思います。
治療期間はどのくらいかかるんですか?
進行
飯田 飯田先生
インビザラインはコンピュータでゴールまで明確に期間が分かります。簡単な物であれば、ワイヤー矯正より治療期間が短くなることもしばしばありますね。部分矯正のような早いもので3か月程度というところですかね。
現在、インビザライン以外にもマウスピース矯正がいろいろと出てきているように聞いたんですが、どんな感じですか?
進行
理事長 垣内康弘理事長
今はアソアライナーやDENマウスピースなど、日本のメーカーのものも出てきてますね。
垣内 垣内優一院長
今後も種類は増加すると思います。今のところ、インビザラインとの違いは、大きく2つと言えます。インビザラインだと型採りが1回で終わること、それとゴール設定が明確なこと。毎回、型採りをしたりゴールが完全に見えないことは、思いの外、苦痛に感じられるようです。
飯田 飯田先生
実際の治療で、最後の細かい仕上げや、以前に矯正された方が後戻りした場合などでは、インビザラインの方が他のマウスピース矯正と比べても早く確実な感じですね。何より治療開始から5年の間は追加のコストもかかりません。また、毎回の治療がマウスピースの交換だけというのは、すごく楽みたいですね。患者さんもクリーニング感覚で来院してくださり、気持ち的にも楽という声をよく聞きます。
垣内 垣内優一院長
その一方で、先ほども話に出ましたが、やはり抜歯や大きく歯の移動を伴うような適応しづらい症例もあります。また動かすことが可能であっても、マウスピース一枚あたりの移動量は決まっているので、ワイヤーと比べて倍近く期間がかかってしまうことがあります。
飯田 飯田先生
そうですね。万能ではないと言えると思います。ですから患者さんごと、症例ごとに、インビザラインが良いのかワイヤーが良いのかという判断ができることは、マウスピース矯正を行う歯科医師に必ず求められるスキルかと思います。
理事長 垣内康弘理事長
実際に計画を立てても、マウスピースだけでリカバーできないこともあります。その時にいかにその他の手段で治療の軌道を修正をすることができるか、その治療計画に組み込んだりすることができるか、その技術はマウスピース矯正を行う先生には是非身につけておいてもらいたいですね。
いろいろな矯正方法をよく理解し、身につけ、経験も豊富であることが求められているんですね。ありがとうございました。
進行

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